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返済方法に注意!銀行系の借り換えローンは返済が長引くことも!

返済方法に注意!銀行系の借り換えローンは返済が長引くことも!

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一見割安でも、問題があるケースも

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銀行系の借り換えローンは、一般的なクレジットカードのローンと比べて利率が低く非常にお得に見えます。ただし、安易な借り換えをするとかえって返済総額が増えてしまう事もあるため、注意が必要になっているのです。借り換えローンを申し込む際にはいくつか確認しておかなければならないことがあります。

まず、借り換えの際にはクレジットカードの解約が必要になる場合があります。ポイントなどを利用している場合や、インターネット回線などクレジットカードの支払いでなければ利用できない契約がある場合は特に注意が必要です。

これは借り換えローンはあくまで返済をするものであるため、借金が増える可能性があるクレジットカードの所持を認めてくれない場合があるからです。カードを持つ際も、借り換えを受ける銀行の系列カードや、デビットカードでなければ難しくなるケースが目立ちます。

また、一度クレジットカードを解約した場合、借金を返し終わってから再度申し込むことも難しくなるケースも多くなっています。次に、返済方法です。返済方法は毎月定額で返していく方法や、残高に応じて返済額が変更されるタイプがあります。

残高の金額が高くなれば高くなるほど月の支払いは高くなり、逆に安くなれば少額の返済になります。しかし、最小返済額が数千円と非常に少なく、結果として10年単位で返済が必要になる場合も存在するのです。借入期間が長くなるため、利息を考えると意外に節約できない場合もあるのです。

一括返済などが出来るのか、リボルビング払いで柔軟に返済できるかで返済期間が変わることを理解し、利率以外の面も比較することが大切になっているのです。

借金に悩んでいるなら弁護士に相談した方が良いことも

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借金に悩んでいる場合は弁護士に相談した方が良いケースもあります。これは長い間借金を返し続けている場合は過払い金が発生している可能性があるからです。過払い金とは借金の利息の払い過ぎを意味しています。法制度上矛盾が生じるような解釈が可能だったため、法改正以前に借りた人は金融機関に請求することで過払い金を返還してもらうことができるのです。

すでに支払いが終わったものでも過払い金が返ってくることがあります。過払い金を専門的に扱う弁護士も存在するため、相談するとすでに借金を支払う必要がなくなっている事がわかる場合もあります。借金が多い場合は債務整理をするのも一つの方法です。債務整理とは法律が認める範囲や現実的に支払える範囲に借金を減らす手続きです。

債務整理でも有名なのは自己破産ですが、任意整理などもっと手軽で裁判所などを通さずにできる手続きもあります。任意整理は金融機関と個別に交渉を行い、金利や返済総額を調整する手続きです。個別に交渉を行うため、保証人がいる契約を外すなど選択肢の幅が広いのもメリットです。

任意整理が可能なのは、弁護士と金融機関が貸し倒れを防ぐための交渉が出来るからです。金融機関が最も恐れるのが、返済を諦めて自己破産などをされることです。そのため、お金を回収できなくなるよりも多少でも返してもらった方がメリットが優る場合があるのです。後は調整された金利や返済額の中で地道にお金を返していく形になります。

任意整理で返済のめどがつかない場合は、より負債を小さくできる個人再生や、負債そのものをなくせる自己破産を選ぶも方法もあります。金額的に高額になるのではと思われがちですが、実際に費用倒れになる可能性は極めて少なく、事前に見積もりがあるのが基本になります。過払い金の報酬も取り返したお金の一部という形になるのがほとんどのため、まずは相談し、対処が難しいなら債務整理を検討した方がメリットが大きいのです。

個人再生と自己破産の違いとは

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個人再生は、民事再生と呼ばれることもあり、財産などを残しながら借金を減らす手法の一つです。自己破産は借金そのものをなくすことができるかわり、財産を手放さなければならないため、手元に資産を残せるかどうかが大きな違いになります。

個人再生を選ぶにはいくつか条件があります。個人再生を行うのは安定した収入があることが前提で、定職についていることが求められます。非正規社員では支払い能力に問題があると判断され、手続き自体が出来ないのです。また、家や車などの資産を失わずに済むかどうかは、条件が見合えばという話が付随します。

家や土地の価値が非常に高く、借金総額に対して大きな割合を占めるようであれば個人再生の手続き自体が不合理となってしまう事もあるからです。あくまで法律で守られた範囲で合理的な範囲でしか財産は補償されない可能性があるのです。また、個人再生の費用は定額ですが、家や土地など保護したい資産が増えるほど手数料がプラスされるのが一般的です。

そのため、自己破産よりも費用が高くなるケースが多くなっているのです。負債がどの程度減るかは負債総額によるものの、5分の1程度にまで減らせるケースがあります。事業の負債などがある場合はさらに金額が減らせることもありますが、負債が5千万円を超えると適用が出来なくなります。返済期間は3年が基準になり、例外が認められた場合は5年間で返済することになります。

自己破産の場合は家などの資産はすべて手放すことが前提になります。ただし、冷蔵庫などの生活に最低限必要な家電は差し押さえが出来ないようになっています。これは、最低限度の文化的な暮らしをする権利が法律で保障されているためです。当面の生活費として現金や預金を一部残すことも可能で、無一文になるわけではない点もポイントになっているのです。

財産がなければ自己破産しても影響が薄いことも

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自己破産にはマイナスのイメージが付きまといがちですが、実際には経済的な再建をするチャンスであり、法律で認められた救済措置でもあります。また、過剰に人権を侵害するような仕組みもないため、自己破産しても影響が薄いケースも存在するのです。自己破産をすると財産を含めて厳しく監視されるイメージがありますが、実際には手紙などの内容が監視されるのはごく一部の資産を持った人のみです。

これは資産を勝手に処分すれば債権者にとってマイナスが生じる可能性があるからです。一方で、資産が一定額以下であれば差し押さえや監視の対象にならないのです。自己破産をする人の9割は手紙等の監視もないと言われています。また、借家に住んでいれば家の差し押さえなども存在しないため、そのまま住み続けることができます。

家を持っていて財産として差し押さえられたとしても引っ越すだけの猶予は存在するのです。金融機関に勤めている場合や、士業で働いているなど、一部職業の人以外はそのまま仕事を続ける事も出来ます。勤め先にも自己破産の連絡はいかないのもポイントです。これは自己破産は重要な個人情報であるからで、不要に第三者に漏らすことを禁じられているからです。

金融機関に勤めている人間などには仕事の制限がつくのは、不正にお金を取得するのを防ぐためです。全体を通して資産が無い人は影響を受け辛く、仕事も特に変える必要がないことが多いのです。自己破産の手続きに必要な金額も30万円ほどで、弁護士事務所や様々なオプションをつけることで増減する程度のため、一度検討した方が生活が楽になる人もいるのです。

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